学校 1ミリシーベルト!?

福島のママさんたちを中心とする闘いのかいがあって、やっと文科省が「学校内では年間1ミリシーベルト以下目指す」と発表しました。これは、大きな前進だと思います。 しかし、「年間20ミリシーベルト」を前提とする今までの姿勢より…

がんばれ!山本太郎

「年間20ミリシーベルト」に関連して、俳優の山本太郎さんが、YouTubeでたいへんに素晴らしいメッセージを発していることをお伝えします。 山本さんは「芸能界で仕事干される」のを覚悟の上で、反原発運動に立ち上がったとのこ…

年間1ミリシーベルトで、避難計画の再考を

文科省が4月20日に教育現場向けに出したに「放射能を正しく理解するために」なる通達が、いまだに取り消されていません。この通達こそ、子供にまで年間20ミリシーベルトという途方も無い被ばく線量を強要する出発点でした。 非常に…

お茶とセシウム

ここのところ、神奈川県や静岡県の新茶からセシウム137が検出されて、大きな騒ぎになっています。 福島第1から遠く離れているのに、なぜ? 多くのメディアは、地形や天気等によって、核分裂生成物がある程度の濃度のまま、遠くまで…

メルトダウンと再臨界

メルトダウン。世界中が起きていると言い、東電と日本政府だけが起きていないと言ってきました。 しかし、もはや東電も政府もメルトダウンを認めざるを得なくなりました。 そして、その恐ろしい事態が地震発生のその日の内に起きていた…

原発無しで大丈夫

「原発無しでも日本はまったく大丈夫」という意見から、「今、原発を止めたら日本は死ぬ」という極端な意見まで様々です。 しかし、現実を直視すれば、2/3停止で全然余裕。あと1/3を頑張りましょう! たった今、この日本列島から…

SPEEDIに情報操作か?

SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)は、高性能のコンピュータを使って、原発事故による影響を、地形条件や気象条件を細かく算入した上で予測するシステムです。2010年度だけでも7億8000万円という税…

海からストロンチウム

ちょっと反応が遅れてしまいましたが、5/8、福島第1原発の敷地内や周辺の海からストロンチウム90が検出されたとの発表がありました。当ブログを含む様々なところで、「どうしてストロンチウム90のデータが出ないのか?」という指…

内部被曝の再検討

呼吸や飲食によって体内に取り込まれた放射性物質が体内で発する放射線によるのが内部被曝です。 このブログでもそうでしたが、普通、内部被曝は放射性物質の種類(核種)ごとに語られます。ただ、放射線の種類によって「怖さ」が違うと…

外部被曝の現状

今現在、私たちは、そして福島の人たちは、どの程度の放射線に被曝していて、今後はどうなっていくのでしょうか?状況を一旦、客観的に見直し、今後について考えてみたいと思います。 まずは外部被曝です。原発の至近距離でない限り、外…

竹の子とイノシシ

福島県産のタケノコとコゴミから国の基準を越える放射性セシウムが検出されました。 植物は、みずからの命を維持するために、主に地中からカリウムを吸収します。農業や園芸の世界で三大栄養素と言えば、窒素、リン酸、カリ。カリとはカ…

波紋を広げる年間20ミリシーベルト

数日前にこのブログでも取り上げた「学校の校庭利用の放射線量上限を年間20mSv(マイクロシーベルト)とする政府の安全基準」が大きな波紋を広げています。4月20日以前は、一般人の被ばく限度量は一律1mSv/年だったのですか…

毒物と放射性物質

直前の記事で、「放射性物質は、いわゆる毒物と違うので、中和させて無毒化するといったことができません」と記しましたが、なぜそうなのか、少しだけ話を深めておきます。 例えば、気体の塩素は強い毒性を持ちます。大量に吸い込むと死…

どうするのだろう?除染

文科省から来年の3月11日までの累積線量推定マップが公表されました。 これによると、浪江町の一部では235mSv(ミリシーベルト)に達し、原発から50㎞前後も離れた伊達市や福島市、二本松市の一部でも、一般人の人工被ばくの…

年間20ミリシーベルト!?

原発事故は地域社会と地方文化を根底から破壊してしまう。人類は、チェルノブイリでたくさんの命とひきかえに得た重大な教訓を生かすことができませんでした。 文部科学省は、昨4月20日付けで教育現場向けに「放射能を正しく理解する…