ここに1枚の地図があります。 「アメリカの原子力施設と乳癌患者の相関関係」(Dr. Jay Gould “The Enemy Within:The High Cost of Living Near Nucl…
月: 2011年6月
玄海原発に注目しよう
現在、定期点検中の九州電力玄海原子力発電所2号炉・3号炉の再稼働問題が、まさに「ホット」な争点になっています。 地震が無ければ、津波がなければ、原発は安全なのでしょうか?今回の福島第1・第2、そして、危機一髪だった女川と…
原発と夢とお金、そして文明国とは…
昨日(6/17)の毎日新聞にちょっと看過できない論説記事が載りました。 「原発と夢とお金」と題され、福本容子論説委員は、原発が止まった場合の電力料金の上乗せ分の話をメインに、「お金がかかるから、無闇に原発を止めるのはやめ…
玄海原発の再稼働阻止が当面の正念場
日本には54基の原子炉があります。その内、今現在稼働しているのは、定期点検後の調整運転をしている2基(関西電力大飯1号炉・北海道電力泊3号炉)を含めても、たったの19基。せいぜい1/3の強です。 その今、私たちは、電気が…
イタリアは原発にサヨナラ!
福島第1原発の事故を受けて、ヨーロッパ各国で脱原発への動きが激しいのは、皆様ご存じ通りです。 イタリアでは、チェルノブイリ事故をきっかけに、すべての原発が止められていました。期を見るに敏なベルルスコーニ政権が福島第1の事…
恐怖のストロンチウム90
本ブログを含む多くの所で多くの人たちが危惧してきたストロンチウム90による大規模な海洋汚染。 遂に、東電も政府も認めざるを得なくなりました。 「高濃度のストロンチウム検出 福島第一の地下水や海水」 ストロンチウム90が骨…
家康のお茶とセシウム137
遠く離れた静岡県にまで… 福島第1から放出された核分裂生成物によるお茶の汚染が止まりません。 「本山茶から規制値超の放射性セシウム検出」。 「藁科「製茶」で規制値超す」。 本山(ほんやま)茶とは、静岡市北部の安倍川と藁科…
「渓流の女王」を襲う恐怖
福島県内の一部で、天然のヤマメから放射性セシウム(セシウム137とセシウム134と思われる)が検出され、出荷停止指示が出されました。 その美しい姿から山女とも山女魚とも書かれ、「渓流の女王」として釣り人たちの人気を集める…
放射性物質と核分裂生成物
当ブログでは、「放射性物質」と「核分裂生成物」という単語を使い分けてきました。これは、自然界にも存在する「放射性物質」と、原子力発電や核爆発でしか生じない「核分裂生成物」を区別するためです。 「核分裂生成物」の多くは「放…
テルル132と情報の隠蔽
またもや、隠蔽されていた重要なデータが公表されました。 「事故直後にテルル132を検出」 まず、聞き慣れないテルルという原子ですが、原子番号52(陽子の数が52個)、周期表で見ると右から3番目の酸素属に属します。安定して…
「国破れて山河あり」すら…
「國破山河在(国破れて山河あり)」という、杜甫の有名な漢詩があります。その意は、「国家は戦に敗れてしまったが、山や河の姿は変わらない」と。杜甫は世の中の崩壊を嘆き哀れみながら、一方で、変わらない大自然の雄大な姿に安らぎを…