脱原発の選挙へ

12月16日の衆院選挙が決まりました。 TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)、消費税増税など様々な問題を抱える今ですが、最大の争点は、言うまでもなく原発問題です。 本気で脱原発に向かえるのか? 福島の被災者を救えるのか?…

2万年前の日本列島 10万年後の日本列島

上の地図は2万年前の日本列島の姿。細い線は現在の海岸線です。日本列島が大きく動いていることが分かります。 2万年前と言えば縄文時代以前。しかし、この列島には、すでに人が暮らしていました。それを「遠い昔」と呼ぶのか「たった…

福島は今、どうなっているのか…

今回は、空間線量(=外部被ばく)の視点から、今の福島を冷静に見直してみたいと思います。 下の2枚の表をご覧ください。11月7日の午前9時前後に文部科学省の「放射線モニタリング情報」から得たデータです。   3….

原発再稼働と総括原価方式の闇

この夏、関西電力管内も含めて、原発なしで電力は十分に足りていました。 関西以外のエリアでは、すべての原発が止まっています。しかし、計画停電も、強制的な節電もなく夏が乗り切れています。一般家庭や企業における、ちょっとした節…

『崩れ始めた世界の原子力ムラ』と日本

原発の開発・建設で長年に渡って先頭を走ってきたゼネラル・エレクトリック社(GE)のCEO、ジェフ・イメルト氏が『世界の原子力ムラ』を震撼される衝撃の発言です。 米GE「原発の正当化、難しい」CEO発言、英紙報道【朝日新聞…

福島意見聴取会と議事堂前解放区をめぐって

全国で行われている「将来のエネルギー政策に関する政府主催の意見聴取会」。7月29日までの開催分で、「原発0%=全原発の廃炉」の意見が7割です。 8月1日に開催された福島の聴取会では、30人中ただ一人が15%案支持で、29…

今すぐ、『黒い物質』を取り除け

先にアップした『南相馬の黒い物質』の続編です。 高い放射線量を示す黒い物質の正体は、生物学的にはらん藻や地衣類。一般には苔や藻の一種と受け取られている原始的な植物でした。 なぜ、苔や藻に放射性セシウムが濃縮されるのか… …

東電に値上げを言う権利はあるのか?

毎日新聞が『東電値上げ8.47% 消費者目線、置き去り』と報じました。 結局、東電の値上げ申請が認められることになりそうです。 経営の悪化の原因は言うまでもなく福島第1の事故。消費者庁が少しだけ頑張った形跡はありますが、…

広範なエリアで染色体分析調査を!

放医研(放射線医学総合研究所)が、今ごろになって言い訳じみた変なことを言い始めています。そして、その言い訳に誤魔化しの上塗りをしようとしているのが日本政府。福島の子どもたちの命に関わる問題で。 政府は昨年3月下旬、いわき…

決戦は金曜日

毎週金曜日に行われている首相官邸前の反原発集会。大飯原発の再稼働問題がキッカケとなって、大きな盛り上がりを見せています。永田町・霞ヶ関付近を万を超えるデモ隊が埋め尽くしたのは、1960年の安保闘争以来です。 6月22日 …

大飯原発再稼働は歴史に残る大愚行

多くの方から「遅すぎる!」とお叱りを受けそうですが、今回は、大飯原発の危険性を主にその立地から考えていきたいと思います。 最初に、当サイトが作成した『日本国内の原子力施設』 で、大飯原発の場所を確認してください。原発銀座…

野田会見に全面反論

以下、イタリックの部分が、2012年6月8日18時から行われた、大飯原発の再稼働問題に関する野田首相の会見内容です。他は、私設原子力情報室からのコメントです。 ————&#…

突然、『再起動』!?

昨6月8日18時より、大飯発電所の「再起動」に関する野田首相の記者会見が行われました。あまりにも酷い内容だったので、次の記事で全面的な反論・反証を行おうと思います。 先だって、この会見の中で突然飛び出した「再起動」という…

大飯原発再稼働に反対する

ある筋から、以下の情報が入ってきました。今週、明日(5/21(月))以降の話です。 ●官邸のシナリオ 1.月曜日 福井県安全専門委員会が開かれ最終判断を下す。 (中川委員長が、「再稼動に支障をきたすようなことはないと総合…

原発稼働ゼロの日を迎えて

きょう、2012年5月5日深夜、42年ぶりに日本列島で稼働する原発がゼロになります。 原発の安全性がまったく約束されず、使用済み核燃料の行き場も決まらない中、他の選択肢はありません。また、福島第1の事故に関して、詳細な解…