大飯原発再稼働に反対する

ある筋から、以下の情報が入ってきました。今週、明日(5/21(月))以降の話です。

●官邸のシナリオ
1.月曜日 福井県安全専門委員会が開かれ最終判断を下す。
(中川委員長が、「再稼動に支障をきたすようなことはないと総合的に判断した」という主旨の見解を発表するであろう・・・)
2.火曜日か水曜日に県議会の全員協議会を開き、各会派の意見を知事に述べ、そこでも再稼動が了承される。
3.水曜日か木曜日 知事は野田総理に福井に来るように要請したが、国会でこられない為、総理が知事を首相官邸に呼んだらしい。最終的な判断をゆだねられた時点で首相官邸に行くのでは?と推測される。(おおい町長と二人で行くかも。)
4.金曜日 知事・おおい町長が容認。官邸4閣僚が再稼動を発表する。
【この官邸シナリオはある新聞記者からのリークだそうです】

野田政権は、本当に卑劣なやり口を次々と実行に移します。徹底した警戒と反対行動、できるだけ多くの人や組織からの反対の意思表明が必要です。

大飯原発には、フィルター付きベントどころかウエットベントもありません。免震事務棟もありません。
ここで、大急ぎでベントの説明をします。
原子炉格納容器の爆発を逃れる最後の手段がベントです。大きく分けて3種類あります。
●ドライベント=放射性物質まるごと放出(格納容器内の気体を排気筒から直接出すだけ)。
●ウェットベント=放射性物質を大量に含む格納容器内の気体を一旦水に通してから排出(コップにストローを挿してブクブクやるイメージ)。ごく一部の放射性物質が、水に溶けて放出を免れるが、ほとんどが放出。放射性物質が溶け出した水の処理方は見通し無し。
●フィルター付きベント=水に溶かした化学物質などをフィルターにして、一部の放射性物質を除去。フィルターがある分、ベント能力は低下。汚れた水やフィルターの処理方は見通し立たず。除去能力は未知数。

実は、スイスには福島第1と同じGEのMark1原子炉が複数あります。日本では取り付けられていない、停電でも作動するベントシステムやフィルター付きベントも完備しています。しかし、スイスは、すべての原発を廃炉にする決断をしました。「100%安全に近い原発は作れるが、100%安全な原発は作れない」。それがスイスの住民と政府がたどり着いた結論でした。「確かに無駄金を使ってきたことにはなるが、今、原発を捨てなければ、将来、取り返しがつかないことが起きる可能性がある」という、当たり前の考えです。

さて、日本に話を戻しましょう。
原発を再稼働する?本気なのか!?と問い詰めたいです。
何よりも、福島第1事故の原因およびプロセスは、ほとんど解明されていません。すべての原発で使用済み核燃料の処分法はまったく決まっていません。
福島を始め東北・関東では、放射能の恐怖と直面する生活が続いているし、それは今後数十年にわたり続きます。

大飯原発の再稼働を絶対に許してはなりません。

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