ロードマップの読み方

昨4月17日、東京電力から福島第1原発1~4号炉の収集行程表(ロードマップ)が発表されました。しかし、ザッと考えただけでも、本来、対策を考えていく上で必要な情報の多くが欠損しています。
1号炉では、本当に再臨界は起きていないのか?
2号炉のサプレッションプールの破損場所とその規模は?
1号炉と3号炉で水漏れが起きている原因は?
4号炉の使用済み燃料プールの破損状況は?
形の上では様々な対策が考えられているのですが、すべて「着手には線量レベルの大幅削減が前提」。これは何かが間違っています。対策の多くは線量レベルの大幅削減を目指すもののはず。根底から矛盾しています。しかし、それこそが原子力事故の怖さ。ひとたび暴走を始めてしまうと人間の手には負えなくなってしまうのです。
さらに、まだまだ情報の隠蔽が計れているような気がします。今回の事故は、原発反対派まで含めて、日本中の、いや世界中の知力を集めて対処すべきものです。すべての情報を即座に公開すべきでしょう。

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