毎日新聞で、『この国と原発:第2部・司法の限界』という興味深い連載が始まりました。 過去、原発の安全性を巡る裁判では、ことごとく住民敗訴の判決が下されてきました(一部の下級審を除く)。記事の中では、判決内容の変遷などに触…
カテゴリー: 原発事故
「電力会社の財布」と「私たちの財布」
民間のビジネスの世界だったら、「こんな見積り、通るわけねぇだろ!顔洗って出直してこい!」と、思わず言葉も荒っぽくなってしまいそう。日本エネルギー経済研究所と地球環境産業技術研究機構という民間のシンクタンクが提出した発電コ…
私企業 東京電力の責任
3.11から間もなく半年。東京電力から初めて原則的な発言が出たような気がします。 「東電:中間貯蔵施設受け入れに前向き 福島第1敷地内に」 本来なら東電には、福島第1から出た放射性物質の原子一個一個に至るまで回収して、福…
続・急性白血病で福島第1原発作業員が死亡
福島第1での作業員の急性白血病に関して、日弁連が声明を出しました。 「急性白血病は遺伝などを原因とする例も見られるが、放射線被ばくや一部の化学物質への曝露等に起因する例が多く、その原因の特定は疾患の種類や遺伝性などの他の…
急性白血病で福島第1原発作業員が死亡
「急性白血病 福島第1原発作業員が死亡」という衝撃的なニュースが飛び込んできたのは、昨8月30日。1日経っても、詳しい情報、新たな情報がまった出てこず、謎だらけです。 とりあえず思いつく疑問だけを列挙しても、 ●発表され…
マスキー法とCVCCの奇跡を思いだそう!
いささか古い話になってしまい恐縮なのですが… アメリカで、通称、マスキー法と呼ばれる大気浄化法改正法が成立したのは、1970年でした。提案者の上院議員、エドムンド・マスキーの名前を取って、マスキー法と呼ばれています。 そ…
学校 毎時1マイクロシーベルトは低くない
8月26日、文科省から<学校、毎時1マイクロシーベルト未満に 屋外活動基準「3.8」は廃止>という新たな基準が発表されました。 これは、5月27日に示された「学校内では年間1ミリシーベルト以下目指す」という指針をより明確…
移住コーディネーター制度を検討すべき
やっと政府が、「原発周辺に居住が長期間困難な地域が残る」ことを認めました。 「原発周辺の土地、国借り上げ検討 居住を長期禁止」(朝日新聞) 現段階では、はっきりと「移住」には言及はしていませんが、早晩、本格的に検討せざる…
再溶融や再臨界は起きるのか
福島第1そのものは、今、どうなっているのでしょうか?どうも政局に目を奪われて、マスメディアも、私たちも、視点が一番重要な部分から離れているような気がします。 一度、冷静に見直してみましょう。 まず使用済み核燃料プールです…
デーモン・コア 再臨界を理解するために
福島第1。使用済み核燃料プールについては、一応、循環冷却システムが稼働し、当面のさし迫った危機からは脱したと言えます(大きな余震や機械・設備の不具合から、冷却システムが止まったり、プールからの水漏れが起きれば、使用済み核…
民主党代表選を傍観するな
実質的に次の総理を決める民主党代表選挙が行われようとしています。「なんでこんな時期に…」というのが、多くの人の思いですが、この流れは止めようがありません。29日に民主党国会議員による投票との見通し。私たちは、これを指をく…
続報:泊3号炉を止めろ!
なんと、高橋はるみ北海道知事の資金管理団体=萌春会の会長は、南山英雄北電元会長だそうです。 また、萌春会には、毎年、現役の北電役員が個人献金をしていることも明らかになっています。 こんな事情があって、5か月間の調整運転と…