昨日(6/17)の毎日新聞にちょっと看過できない論説記事が載りました。
「原発と夢とお金」と題され、福本容子論説委員は、原発が止まった場合の電力料金の上乗せ分の話をメインに、「お金がかかるから、無闇に原発を止めるのはやめよう」的なことを言っています。最後には、「なし崩しの脱原発は文明国らしくない」とまで。
逆でしょう。「なし崩しの原発推進こそ、文明国が選ぶべき道ではなかった」と。
「原発と夢とお金」と題され、福本容子論説委員は、原発が止まった場合の電力料金の上乗せ分の話をメインに、「お金がかかるから、無闇に原発を止めるのはやめよう」的なことを言っています。最後には、「なし崩しの脱原発は文明国らしくない」とまで。
逆でしょう。「なし崩しの原発推進こそ、文明国が選ぶべき道ではなかった」と。
脱原発にかかるコストは、基本的に、電力会社の資産売却であがなうべきです(原子力で稼いだ分を全部吐き出してもらいます)。私たちにも、原発を容認してきた責任がありますから、若干の負担は覚悟はしますが。
そして、論説委員が触れた地元の就労問題。当面は、廃炉のための労働力が必要になります。それと並行して、「原発銀座」を「自然エネルギーの基地」にしていく取り組みを進めれば解決するはずです。原発ができたせいで、やむなく農業や漁業を棄てた人もいたでしょう。この人たちが、ちゃんと農業・漁業を営めるようにサポートすることも重要です。
あまりに浅薄な論説記事に、開いた口が塞がりませんでした。
原発から脱却して、本来の文化と文明を取り戻しましょう!