これまでも、アメリカ西海岸を含むたくさんの場所で、福島第1由来とされるプルトニウムが検出されてきました。今回は、やっと、文科省が福島第1の敷地外へのプルトニウムの飛散を認めた形です。 『飯舘村など プルトニウム検出』(N…
月: 2011年9月
原子の一個一個に至るまで
地元の人たちの声や自治体からの要望に押されて、ようやく国が除染に向けて動き出しました。 『年間5ミリシーベルト以上地域、国が除染へ 環境省方針』【朝日新聞9月27日】 私は、今回の事故で漏出・飛散した放射性物質に関して、…
格納容器はボルト&ナットとシリコンゴムで密閉!?
福島第1の事故で、大量を放射性物質を広範囲に撒き散らした水素爆発。そのメカニズムが、少しずつ明らかになってきました。 3.11、地震直後、少なくとも1号炉では、圧力容器周りの配管破損により、燃料被覆菅と水との化学反応でで…
毎時1マイクロシーベルトで安心はできない
福島で、3.11以来初めて、空間線量が1マイクロシーベルト/毎時を切ったようです(文科省測定)。 『放射線量:毎時1マイクロシーベルト切る 福島、震災後初』【毎日新聞9月22日】 台風による風と雨が、表土に付着した放射性…
集団ヒステリーとマインドコントロール
9月19日。原発に反対する6万人という大勢の人たちが、東京・明治公園を埋め尽くしました。私もその一人として参加しましたが、明治公園にあんなに人が集まったのを見たのは初めてです。 集会&パレードの詳細は、他のサイトでたくさ…
民主・自主・公開という大原則
3.11以来続いてきた東電の情報隠蔽。この間の「黒塗りの手順書」の一件で、頂点に達したかの感があります。 『50行中48行黒塗り 東電、国会に原発事故手順書提出』【朝日新聞9月12日】 そもそも、日本の原子力平和利用に関…
裁判所が逃げ出す!?
毎日新聞で、『この国と原発:第2部・司法の限界』という興味深い連載が始まりました。 過去、原発の安全性を巡る裁判では、ことごとく住民敗訴の判決が下されてきました(一部の下級審を除く)。記事の中では、判決内容の変遷などに触…
「電力会社の財布」と「私たちの財布」
民間のビジネスの世界だったら、「こんな見積り、通るわけねぇだろ!顔洗って出直してこい!」と、思わず言葉も荒っぽくなってしまいそう。日本エネルギー経済研究所と地球環境産業技術研究機構という民間のシンクタンクが提出した発電コ…
私企業 東京電力の責任
3.11から間もなく半年。東京電力から初めて原則的な発言が出たような気がします。 「東電:中間貯蔵施設受け入れに前向き 福島第1敷地内に」 本来なら東電には、福島第1から出た放射性物質の原子一個一個に至るまで回収して、福…
続・急性白血病で福島第1原発作業員が死亡
福島第1での作業員の急性白血病に関して、日弁連が声明を出しました。 「急性白血病は遺伝などを原因とする例も見られるが、放射線被ばくや一部の化学物質への曝露等に起因する例が多く、その原因の特定は疾患の種類や遺伝性などの他の…