3.11直前に定期検査最終段階の調整運転に入った北海道電力泊3号炉。通常、1か月ほどで終了する調整運転を5か月に渡って継続し、なし崩し的に営業運転に入ろうとしています。
福島第1の事故を経ても、本質的に原発の安全問題に取り組もうとしない電力会社に対して、強い一手が打たれました。
福島第1の事故を経ても、本質的に原発の安全問題に取り組もうとしない電力会社に対して、強い一手が打たれました。
北大大学院の吉田文和教授(環境経済学)など北海道内の大学教授ら50人が立ち上がりました。この力は大きいと思います。
「調整運転とはいえ、動いちゃっているから、しょうがないか」という諦めは駄目。一つ一つ止めていきましょう!
「調整運転とはいえ、動いちゃっているから、しょうがないか」という諦めは駄目。一つ一つ止めていきましょう!
泊3号炉同様、長期間の調整運転を続けてきた関西電力の大飯(おおい)原発1号炉は緊急炉心冷却装置(ECCS)系統のトラブルにより原子炉停止。営業運転に移行できずです。緊急炉心冷却装置と言えば、原発の安全確保の心臓部(福島第1では作動せず)。3.11以降、電力会社としては、絶対にトラブルを起こしてはいけない状況下ですら、こんなことが起きているのです。
一つの原子炉も再稼働を認めない。それが、私たちがみずからの命と子孫の命を守るための唯一の道です。