本来あってはならない形で稼働を続けている原発が二つあります。
北海道電力の泊原発3号炉と関西電力の大飯(おおい)原発1号炉。13か月に一度義務付けられている定期点検の最終段階として、泊3号炉は3月7日に、大飯1号炉は3月10日に調整運転に入っています。調整運転は、通常、1か月程度で完了し、原子力安全・保安院の最終チェック(総合負荷性能検査)を受けることになっています。
北海道電力の泊原発3号炉と関西電力の大飯(おおい)原発1号炉。13か月に一度義務付けられている定期点検の最終段階として、泊3号炉は3月7日に、大飯1号炉は3月10日に調整運転に入っています。調整運転は、通常、1か月程度で完了し、原子力安全・保安院の最終チェック(総合負荷性能検査)を受けることになっています。
ところが、問題の二つの原子炉は、すでに4か月近く調整運転を続け、営業運転とまったく同じ状態になっています。法的には、「調整運転は○か月以内」という決まりがないらしく、違法とは言えないようですが、法のすきまを縫うような姑息なやり方に違いありません。
福島第1原発の事故以前の決まりすら守られることなく原発が動いている現状。真っ先に、泊3号炉と大飯1号炉を停止すべきでしょう。