ストレステストは最初の第一歩

ここ数日、ストレステスト(=耐性試験)の問題が大きく報じられています。
お手本になるのは欧州連合(EU)が6月から実施しているストレステスト。EUは福島第1の事故を受けて、急遽、実行を決定しました。地震や洪水、竜巻、豪雨といった自然災害に加え、航空機墜落やテロ攻撃なども評価対象としています。さらに、自国の機関・専門家だけでなく、他国からも専門家を招聘して進められる点は重要です。日本で言えば、日本海側で重大事故が発生した場合に、大きな影響が及ぶ韓国・中国・ロシアなどの専門家にも参加して貰うということです。これは相手国にも原発を安全性を徹底して考えてもらうキッカケにもなりますから、是非とも行うべきです。同時に、相手国にもストレステストを促していく。これは、人類史に残る重大事故を引き起こしてしまった日本の責任でもあります。現状では、韓国・中国・ロシアは原発推進国なので、微妙といえば微妙ですが、ここは地政学を基準に考えたいです。

ともあれ、事故の当事国である日本が行うストレステストは、世界で一番厳しいものでなくてはいけません。その実行を巡って、政治的な大きな混乱がありますが、これは絶対に行わなくてはいけません。

たた、注意すべき点は、ストレステストがクリアされれば、すべてOKということではないということです。スリーマイル島やチェルノブイリがそうであったように、多くの原発事故は、自然災害とはまったく関係のない人為ミスから起きています。
100%事故を起こさない原発は本当に可能なのか?そのことを検証していく必要があります。

さらに、原発は、どんなに理想的な状態で運転されても、外部に核分裂生成物(放射性物質)を放出しています。この核分裂生成物が引き起こしているのが「低線量内部被爆」です。詳しくは、当ブログ「奇妙な一致」以下3編をお読み頂きたいのですが、原発が放出する放射性物質が、明らかに周辺地域の発ガン率を引き上げているという統計データが存在します。

日本でも、直ちに、原子力発電所と低線量内部被爆、発ガン率の関連性について、徹底した調査を開始する必要があります。

原発の安全性を考える時、ストレステストは最初の第一歩。重要ですが、第一歩に過ぎないことも肝に銘じておきましょう。

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